再開

数日振りの更新です


更新再開にあたりまず被災された方に心よりお見舞いを申し上げるとともに

犠牲になられた方やご遺族の方に深くお悔やみを申し上げます。



被災地ではまだまだこれからが踏ん張りどころという状況だと思いますが

私の関わった各所の災害対策本部は徐々に落ち着きはじめ

対策本部は役所に集約されつつあります。

約一週間、地震対応をメインにお仕事する中で

色んな方と情報交換をしテレビやラジオからは伝わってこない状況を

沢山知りました。


この3連休でのお話です。

倒壊の恐れのある建物からの機器移設の依頼を受け現場へ向かう途中でコンビニによると

オフロードタイプのオートバイに乗ったライダーが3名

オートバイにはダンボールやガソリンタンクを積んでいました

行き先は大洗か鉾田だと言います。

メディアでは被害が大きい東北方面の情報が多く、物資も東北方面へ運ばれ

茨城県を通り越すことになり

大洗や鉾田の小さな避難所へ物資が届いていないのではないか?

という疑問が沸き、東京から走ってきたそうです。

平日の仕事を終え、しかも個人で物資を仕入れて・・・・・

話を聞いているうちに涙と「ありがとうございます」という言葉が出ていました。

大きく報道されているところばかりではなく、その他の被災地へも気配りできる人達、

大きな支援は出来ないけど自分たちが動くことで誰かを助けることが出来る

そういう信念で動いてくれた人達です。



もうひとつは自転車乗りのお話

本日、小さいながらも機器のトラブルがあり急遽出社しました。

その対応の帰り道、雨の中でパンク修理中のロード乗りを確認、

一度は通り過ぎましたが、どうにも気になりUターンして

声をかけると「大丈夫です、パンク修理はいつものこと・・・・・」

私も同じ返事をするでしょう。

「放っておいてくれ」が本心だと思います(私の場合ですが)

自転車乗りにとってのパンク修理は日常的なレベルであり

自分で解決できなければならないものなのです。

しかし今日は雨、私もロード乗りである旨を伝え 車に乗ることを勧めると快諾してくれました。

東京から北上して被災地を数箇所回って帰るとこだったようです

私の仕事の都合上、国道6号を数十km南下したところまでしか送り届けることが出来ませんでしたが

実際に被災地に身を置いた方のお話を聞けました。

スーパーの棚から消えてしまったカップラーメン

これはお湯が準備できない被災地では役立たずになり

それよりすぐに口に出来る物の方が良いこと。

北の道路状況や燃料の状況。

まだまだ私の知らないことが被災地では起こっているようです。

それにしても、自転車乗りは人間として強いと感じました

私も自転車乗りの端くれもっと強くなります!

短い時間でしたが車に乗ってもらってよかったです

無事に都内までたどり着けたと思いますが、明日にでも連絡してみることにします。



人見知りな私がいろんな人に進んで声をかけることが出来

心温まる出来事が沢山ありました。

こんな言い方しては苦情を言われるかもしれませんが

今回の震災のおかげで少しではありますが人として大きく暖かくなれた気がします

そして、あらためて日本人でよかったと感じています

私、まだまだ頑張れます!