・BB分解

お休みだというのに腰が痛くて自宅で大人しくしている訳でして

暇だし今日は文化の日ということもあり、BB内の文化を覗いてみましたよ~

なんのこっちゃ~

 

ロードバイクで使用していたSM-BB5700

左アダプターの回転が重くなったのでTOKENのBBに交換し、保管していたものです

分解して中身を覗いて見ましょう


BBを分解すると
1、樹脂製のカバー 外から見えるパーツね
2、外側のシール  BBに取付けられています
3、ベアリング    シールベアリング、リテーナ+ボールです
4、内側のシール  ベアリングに取付けられています
5、左アダプター本体

本当はこの片側のセットをアダプターと呼ぶみたいですがBBで通します

1のパーツはベアリング(インナーレース)とクランク軸の間に入り込むことは皆さん後存知だと思います

なぜクランク軸がインナーレースに接触しないようになってるんだろう?

自転車のクランクの形状だとベアリングに対して入力が垂直ではなくなるので少しでも垂直の入力に近付くように樹脂を挟むのかな~

固着してクランクが抜けない事態にならないようにとか

クランク軸を無理やり突っ込んでもベアリングが破損しないようにとか

よりシール性を高めるためとか

いや、素人では解らないもっと深い意味がありそうだ




そんな余計なことばかり考えながら作業してるから

ベアリング洗浄に使うペットボトルと一緒に指も切ったよ
(ついでに洗浄してみることにしました)


洗浄が終わったらベアリングにグリスを詰める


簡単にメンテできそうなのでグリスは少なめにして 4のパーツは破棄

BBを組んでみると回転は少しだけ良くなった程度



そういえば 1と 2のパーツは異物が混入しないように接触してるのでした

接触部にシリコングリスを少し塗布することでかなり回転良くなりました


この接触部は結構抵抗になってます そのおかげでシール性能が高く保てているんですね



BBの回転が悪くなったと感じたら1と2の接触部の清掃とグリス塗布でかなり改善すると思われます

機会があったらお試しください



お勧め出来ませんが、ベアリングのシール外しは

まち針の先を曲げてやってみました



ついでに気になっていたシマノのBBにFSAのクランクが入るかやってみた

FSAのクランクの軸はシマノより僅かに太い部分があるので

素直には入りません 金槌でガンガン叩けば入るかも



はい、やっちゃいましたよ ガンガンっとね


BB分解して内部を見るだけだったはずなのに

ついでに、ついでにって自転車に組み込んでしまった


クランクも無理やり入れちゃったので抜くときは相当苦労するはず、

いや、BB壊すつもりじゃないと抜けないと思う

また余計な事しちゃったかな・・・・・



おかげでこんな部分の破損を発見出来た訳ですが、



それでも暇をもてあまし、小径車でのブルベは終わりにしたはずなのに600km用にいろんなものをポチポチしたり

この部材を利用してあるものを作ってみようと思い立ったり

暇になると余計なことばかりやっちゃうんだよな~



※FSAのBBは回転悪いと思ってましたが

BB単体にしてベアリングを回転させるとザラザラ感こそあれ回転は悪くないです、

ベアリングの内側にも軸に接触するシールが見えるので その分抵抗が増えるのでしょう