・え?銀杏には毒があるの?
昨夜は酒のあてに備蓄している銀杏をいただいた
50個ほど食べた頃に大量摂取NGだと知りました(T_T)
「沢山食べると痙攣おこすよ」と忠告いただきまして直ぐに食べるの止めました
24時間後、何事も無く元気なので銀杏の毒ってどんなものなのか調べてみた
どうやら「歳の数以上食べてはいけない」という言い伝えが古くからあるらしい
なぜ銀杏で中毒になるの?
銀杏に含まれる「4-O-メトキシピリドキシン」の構造が、ビタミンB6(ピリドキシンという化合物)に非常に似ているのが原因
神経を沈静化してくれる物質であるγ-アミノ酪酸(通称GABAともいわれ、サプリメントでお馴染み)を作るのに使われるのがビタミンB6
構造が似ているので「4-O-メトキシピリドキシン」はビタミンB6と間違えて体内に取り込まれてしまう。
しかしビタミンB6のようにGABA作りに使われることはないので、結果的にビタミンB6がGABAを作るのを邪魔することになる。
すると神経を沈静化できず興奮状態が続き、痙攣や嘔吐、意識混濁を引き起こすことになるというわけ。
銀杏中毒の症状は?
・顔面蒼白
・呼吸困難
・呼吸促迫※呼吸が早くなる
・不整脈
・めまい
・痙攣
・嘔吐
・意識混濁
・下肢の麻痺
・便秘
・発熱
と色々あるみたい
というわけで、ビタミンB6の働きを邪魔しないくらいの量(少量)なら食べても全く害はないが、体の中のビタミンB6の量は体重に比例するので特に子供が食べる場合は気をつける必要があるということ
実際に銀杏中毒の被害は7割が子供で、食料事情の悪かった戦後では死亡例も多かったようです。
では食べても大丈夫な銀杏の量は?
・7歳未満は0個
・7歳〜14歳までは6個以下
・大人は20個くらいまで
予想以上に毒があると思った方が良さそうです。
銀杏中毒に陥った場合は?
唯一効果があるのは「銀杏毒以上の量のビタミンB6を投与する」という方法のみらしいので、すぐに病院に行き銀杏をどれくらい食べたのか伝える必要がありそうです。
いや~知らないということは怖いものですね、銀杏中毒は想像以上に危険です
特に小さいお子さんがいる方、気をつけてくださいね
実は、備蓄している銀杏はソロキャンプの非常食として持参しようと思ってたのです
食物が無いので銀杏を食べる ⇒ 一人ぼっちで銀杏中毒、となっていたかもしれません
ま、なんにせよ過剰摂取で良いことは無いと言うことですね(^^)
備蓄している銀杏はまだ200個以上あるので、少しずつ食べることにします