・BRM720宇都宮600km

BRM720宇都宮600km 行ってきました~

しかし結果はPC7でタイムアウトのDNF

睡魔に負けて仮眠をとることばかりを考えて走行したのが敗因、せめてPC7まではなんとか眠気を吹き飛ばし耐えるべきでした

==== では、当日の顛末をどうぞ

23:00宇都宮森林公園へ到着、早速自転車を車から下ろし前輪取り付けて装備品のチェック、一応空気充填

後輪にエアーポンプを接続すると シュー

バルブを触ると シュー

ワォ、バルブ根元でエアー漏れてる!

最先悪く早速のチューブ交換、嫌な予感・・・・・・

でもスタート前にチューブの不具合が発覚したのだからラッキーってことですね

これで予備チューブを一本使ったので残りの一本で600km走ることになりましたが、実はブルベ走行でパンクしたことないんです





まずは走行概要



ブリーフィーングでは今回はSR600北関東に匹敵するほどの難易度かもしれないという説明が・・・・・・早速心折れかけます

数日前の雨の影響による土砂崩れなどあったようですが通行できるようす

雑誌の取材があるような説明もありまして、もしや今カメラ構えている方がそうなのか?

意識するとカメラの方を向けない

この600kmは雑誌の取材が入るほどスペシャルなものなのか?

心の中は「とんでもないブルベに参加してしまったぞ」という思いがいっぱい

どうやらブリーフィングの様子を撮影する余裕がないほど緊張していたようです




森林公園~PC1
第2ウェーブで23:55スタート

不慣れな道で深夜、長丁場ということもあり30km/h以下を心がける

PC1までは身体と機材の様子見で進みます

道中のコンビニ前でフラッシュが光っていたのは取材の撮影だろうか?

意識するとカメラの方を向けない

同じようなペースの方々と淡々と進みますが、マップホルダーの固定が緩かったらしく振動で傾いてしまうので照明のある場所で離脱

マップホルダーをしっかり固定して単独でPC1着(2:10)

予定では2:25着なので概ね計画通り

ところが予定外の自体が発生!

なんと、取材を受けてしまいました

装備のことなんかを少しお話したあと写真撮影、「笑顔でおねがいしま~す」のリクエストに「こんな夜中に笑顔って難しいな~」と素っ頓狂な返しの私、多分顔引きっつてます

取材受けといてDNFだとカッコ悪いな、ちょっとプレッシャー感じる


PC1~PC2
この区間はほぼ単独走でいくつかのアップダウンを超え福島入り


300kmや400kmでご一緒した方数名と会い

朝を迎えるころPC2へ到着(4:35、予定は4:55)順調順調




PC2~PS3
いよいよ標高が高い山が現れます

まずは標高642mの勢至堂峠

霧が立ち込める中を登頂


登頂中はJR東日本のCMソングの替え歌を口ずさみます「行くぜ東北、自転車乗って、こりゃたまらんわ~」って

猪苗代湖


磐梯山


猪苗代湖磐梯山に見守られながらPC3へ到着(7:41、予定は7:49)




PC3~PC4
ついに往路のボス、標高1622mの浄土平が登場

長い上りなのでボトルを満タンにして出発

PC出発すると上りの始まり、無理せずゆっくり登ります

土湯バイパスから磐梯吾妻スカイラインへの分岐付近で一服している先行者を発見したので思わず停止、

どうやら膝を痛めたらしくここでDNFとのこと、少しお話してお別れです

黙々と上り続け標高1250m地点


ここで休憩中の方にどこから来たのか聞かれますが、説明が面倒・・・・・・

「福島ですよ」と適当に答えちゃった、ごめんなさい


この道を上ってきたんだな~


バス停も最高地点、本当の最高地点はもう少し先


最高地点へ到着


頂上でレッグウォーマ、アームウォーマーを着用、レインウエア上を着込み下り開始、そこには別世界が広がっていました


途中で事前にチェックしておいた不動沢レストハウスでトイレ休憩

停止し左足のクリートを外し歩道へ上がると足元にネジが一個、

どこかで見たことあるネジだな~ くらいにしか思ってませんでした

トイレで用を足しながらネジのことでピン!ときます

靴の裏を見ると、ビンゴ! クリートのネジじゃないか!


ネジは先程発見しているのですぐに見つかるけど四角い金具が見つからない

必死に探し続けて30分経過、諦めかけた頃にやっと見つかった


後は長~い下り、いつもは嬉しい下りでもこれだけ長いと疲れる

下りに飽き飽きしPC4へ到着(12:23、予定は12:34)

ほどなく前回のブルベでご一緒した方が到着、食事しながら暫し談笑

この時点で胃の不調を認識、下り&振動で胸焼けみたいな感じになり胃液が上がってくるのがわかる




PC4~PC5
浄土平をこえても気は抜けません稲子峠と金山峠が待ち構えています

稲子峠へ向かう途中の摺上川ダムは地元のロード乗りの方と並走


いろいろお話しながら走りますが30km/hで走ってる!

多分追い風だったんでしょうね

本格的な上りに入ってからはペースが合わないので地元ロード乗りの方には先行していただきました

微風&木漏れ日の中を走行し気持ち良いのですが

本当に国道なの? とか ミスコースしてる? とか 夜間通過じゃなくて良かった とか 温泉入りたい とか ラーメン食べたいという思いをずっと抱きながらの走行

峠二つを超え山形へイン


下りきった場所にあるコンビニでPC4で一緒だった方々と合流しアイスでクールダウン

どうやら熊出没したらしく、私の後ろを走行していた方が遭遇者

ということは私が通過した数分後に出没したってことです

ここから平坦路をPC5へ向かいますが痛恨のミスコース

キューシートの距離を見逃していて10kmほど手前で曲がってしまいました

コース復帰までに30分以上費やします

ミスコースが残念ですが無事PC5へ到着(18:19、予定は19:04)

ランドヌール宮城のスタッフの方へ「始めまして~」とご挨拶

カードへチェックを受けて外へ出ると5時スタートのフィリップさんが登場

え? 300kmで5時間差を詰めてきたの?

は、速すぎ!

そして、俺遅すぎ!




PC5~PC6
復路の始まり

疲れていたのでしょうね、これから訪れる夜の準備なしで走り出してしまい、途中の適当な場所でナイトランの準備

再び走り出すもボトルが空・・・・・・補給で自販機に寄り道

もたもたした割にPC6着は21:24(予定は21:44)PCクローズが23:52なので2時間の余裕があります

しかしこれから復路の大ボス白布峠が現れますので油断できません




PC6~DNF
いよいよ白布峠へ望みます、白布ってシロップって読めるな~

「ここまで補給で甘いものばかりだったのに最後にシロップか・・・・・」

と一人つぶやいてみたりして

もうね、上りなのに眠気全開!

仮眠できそうな場所がないか、そんなことばかり考えながら進んでいるので全然進みません

睡魔に襲われフラフラ進んでいる私に声をかけてくださった方が、

街灯の光でシルエットしか確認できませんがその方は私がブルベに参加するきっかけになったカスケード1200kmを走った方ではありませんか!

私を追い越したあとも尾灯が「一緒に上ろう、付いてこい!」と言っているようで、暫し眠気が吹き飛びます

温泉街を過ぎたあたりからはとにかく頂上を目指すことに専念

ついには押し歩きで頂上へ到着、「下る前に少し寝ておこう」と自分に言い聞かせ、大胆にも頂上の道路脇でゴロ寝

ライトを消すと真っ暗、でも全然怖くない、

え?熊

熊って寝たふりすると襲ってこないくらいだから本当に寝てれば襲われないでしょ、睡魔の勝利です

もう時間の感覚はなく、どれくらい仮眠したのかはっきりしませんが先へ進みます

下りも睡魔に襲われてかなり危険です

実際に熊笹の藪に何度突っ込んだことか・・・・・・

危険を感じ停止すると自転車にまたがったまま寝てしまい

通過する方に「大丈夫ですか?」と声をかけられ起きること数回

なんとか下りきり、桧原湖湖畔を抜け裏磐剣ヶ峰交差点まで到着

ここの交差点は良く知っている、交番の隣にナイスなバス停があり絶好の仮眠ポイント

PC7までは下りで10km弱、30分あれば十分なはず

自転車ごと待合室に入り携帯のアラームをセットして仮眠

初めて使用するサバイバルシートは意外にも暖かくガサガサうるさいが即就寝
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仮眠から目覚めるとPCクローズの5分前

終わった、600kmの旅が寝過ごしであっけなく終了

DNFの連絡後、もう少し頑張ってPC7まで進んでおけば同じ仮眠時間でもタイムオーバーにならなかったことに気付く

下手にこのバス停を知っていたがために引き起こした過ちです

もうDNFしたんだし、時間の許す限り寝ていこうと決め再度睡眠




DFN~森林公園
6時に起床しバス停を出る

さてさて、DNFしても車を置いてある宇都宮までは戻らねばなりません

朝食を取りながら暫し考えて、せっかくだから600km走りきりたい

でも同じコースをたどると、AJ宇都宮のスタッフを混乱させることになりそう

出た答えは「今回のPC2とPC1は無人なので往路を逆走する」です

詳細は省きますが、16:00頃に宇都宮森林公園に無事到着

道中はBRM720宮城600kmの方々と挨拶できるので寂しくなく走れました

PC7まで進んでいればゴール可能だったんだと改めて実感

睡魔対策の課題はありますが600kmを走りきる自信が付きました



AJ宇都宮スタッフの皆さん長時間の運営ご苦労様でした今回の600を完走できたらスタッフお手伝いをお願いするつもりでしたが今しばらくお待ちを!


BRM720宇都宮600km及びBRM720宮城600kmに参加した皆さん道中のお声かけありがとうございました 


そうそう、取材を受けたのはサイクルスポーツ誌(8月20日発売予定の10月号のブルベ特集)だと思います

雑誌に取り上げられることは嬉しいのだけれど、男前ではないことが悔やまれます。
あ、私が掲載されるか分かりませんけどね




Dst:601.92km
Ave:20.4km/h
Max:60.1km/h
Tim:29:29:05
Odo:8045.4km